COLUMN コラム
2019.08.27バイオラブライフ

睡眠時間ワースト1?! 睡眠とホルモンの関係とは?

猛暑、酷暑の夏も、まもなく終わろうとしています。暑さのなか、「熱中症」への意識や対策が高まるのに対して、実は見落としがちなのが、慢性的な「睡眠不足」。
楽しく解放的な夏は、夜の飲み会、レジャーや夏季休暇での旅行など盛りだくさん。ついつい活動的になり、睡眠時間そのものが不足することに加え、熱帯夜などの寝苦しさから睡眠の質が低下しているのです。ところが、「夏」に限らず、今わたしたちの最も身近にある問題がこの「睡眠」なのです。
みなさんご存じの通り、睡眠不足は美容の大敵。そこで、今回は、わたしたちの美容と健康を内側から司る「睡眠」について、深いかかわりのあるホルモンの側面からお話ししていきます。

◆ 世界一眠らない?! 日本女性の睡眠事情とは?

働きすぎと言われて久しい日本人は、世界的の中でも睡眠時間が少ない国民と言われています。日本人の睡眠時間を男女別・世代別に調査した結果をみてみると、なんと最も睡眠時間が短いのが40代~50代の女性なのです!(グラフ参照)まさに日本の女性は世界一睡眠不足の傾向にあるといっても過言ではありません。
これは、家事・育児(幼児に限りませんよね)・仕事・学校行事・介護などライフステージごとに、多方面におよぶ「やること」が増えていき、常に忙しいことがあげられます。しかも、単純に「時間」だけでも短い上に、年齢とともにホルモンバランスの乱れから質まで低下してしまいます。
だからといって、女性の「やること」をすぐに減らすのは至難の技。では、睡眠の質を高めるにはどうしたらよいでしょうか? それは、体内時計とホルモンのはたらきを整えていくことで可能です!
グラフ:厚生労働省「平成23年社会生活基本調査」より

◆ 睡眠のカギをにぎる、「メラトニン」と「セロトニン」

「睡眠」は、体内のリズムを司る「体内時計」が重要な役割を担っています。そしてその「体内時計」とともに睡眠ホルモン「メラトニン」と、覚醒のホルモン「セロトニン」が分泌されることで、スムーズな入眠・覚醒が行われているのです。
入眠・覚醒のサイクルを整えるには、まずは体内時計を整えることから始まります。朝、目覚めたときに朝日を浴びることで、覚醒の状態へとシフトチェンジされ、「セロトニン」が分泌されます。そして、セロトニンは、メラトニンのもととなり、15時間後に睡眠ホルモン「メラトニン」へと変化し、スムーズな入眠へと身体をシフトチェンジしていくのです。このメラトニンは睡眠の質を高めることで様々なホルモンのチカラをアップさせるだけでなく、免疫力アップや活性酸素の消去など老化からも守ってくれるはたらきをしています。
しかし、このメラトニンも年齢とともに、分泌量が減ってきてしまいます。そこで、大切なのが、セロトニンの分泌です。メラトニンのもととなるセロトニンが日中にしっかり分泌されるとメラトニンも増えることにつながります。
では、このセロトニン分泌をサポートするためのポイントをお話ししていきましょう。

◆ 今日からできる!「セロトニン」を増やすコツとは?

セロトニンは別名「幸せホルモン」と呼ばれています。メラトニンのもととなるだけでなく、脳の情報伝達をサポートして元気にするため、うつ病治療のカギとなるとも言われています。また、日中のさまざまなストレスを緩和し幸福感をもたらす働きもあります。
このセロトニンをきちんと分泌させるために、身近にできることがたくさんあります。
・朝日を浴びる
朝日を浴びて、体内時計のリズムを整えることで分泌がスタート。朝はカーテンを開けて日光をあびるようにしましょう!
・トリプトファン(アミノ酸の一種)を含む食品を摂る。
豆腐・納豆などの大豆製品、乳製品、穀類、ナッツ類、ゴマ などがおすすめ!
・オキシトシンを増やす
人やペットと触れ合うなどのスキンシップや、楽しいことに興味をもつ、気の合う仲間と語り合う、などポジティブで優しい気持ちになることで分泌される「オキシトシン」というホルモンは、日中のセロトニンを活性化します。

こうして増えたセロトニンを夜にメラトニンへと促し、入眠を促進するポイントもご紹介いたします。
・シャワーだけでなく、入浴を!
就寝1.5時間前くらいに、40度前後のお湯で10分~15分入浴しましょう。
(熱すぎると交換神経優位となり、逆効果です。)
・寝室は暗くする
目から入る光はメラトニン分泌を妨げます。パソコンやテレビなどAV機器・電子機器などの光は避けましょう。特にスマートフォンのブルーライトは交感神経を優位にするので、なるべく控えましょう。

私たちの、美容と健康に深いかかわりがある睡眠。知れば知るほど、老化防止、病気の予防、脳や心の健康にも大きな影響を与えており、ホルモンと密接な関係があることがわかります。
バイオラブでは、サロントリートメントでの施術が、前述の「オキシトシン」分泌に関わりがあることに注目をしています。人による「オールハンド」施術は、癒しや人との触れ合いによる安心感、満足感をもたらします。
こうして分泌されたオキシトシンはセロトニン活性、メラトニン分泌へとつながり、引いてはQOLの向上の一助となれると考えています。
バイオラブサロンでは、お客様の肌だけでなく、QOL向上につながる製品やトリートメントをご提案しています。ぜひ、皆さまも、ご体験ください。

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