COLUMN コラム
2019.08.09バイオラブライフ

女性に欠かせないハーブ “ クラリセージ ”

学名:Salvia sclarea  和名:オニサルビア
効能:女性ホルモン調整作用、血圧降下作用、制汗作用、皮脂抑制作用、収れん作用 など

平年より遅い梅雨明けとともに、いよいよ猛暑の到来です! 日射しの強さに自然のエネルギーを感じる夏は、ハーブにとってもまさに生長の季節。山梨県北杜市にある自社ハーブ農場でも、さまざまなハーブが咲き誇り、
緑濃い葉を茂らせていきます。丘陵地で遮るものがない農場で、太陽を存分に浴びたハーブは、それぞれの有効成分を作り出しチカラを蓄えていきます。今回は、そんな農場の数あるハーブの中から、バイオラブの注目ハーブ「クラリセージ」をご紹介いたします!

◆ またの名を「女性のためのハーブ」。更年期にはクラリセージを!

クラリセージはヨーロッパ・中央アジア原産の多年草のハーブで草丈は約1メートル程になります。高温多湿に弱く、午前中に花が咲いても、夏の日差しを受けると夕方にはしおれたり、枯れたりしてしまうこともあります。
(実際に、自社農場のクラリセージも猛暑にぐったりです:画像参照)

名前の由来は「明るい」「清浄な」という意味をもつラテン語の「クラルス」に由来すると言われ、クラリセージの粘液が目を洗うことに使われたそうです。また、マスカットワインの香り付けにも使用されていたようですが、現在のアロマの世界では、女性特有の悩みに効果的な精油として知られています。
その悩みとは、女性ホルモンの乱れによる様々な不調のこと。PMS(月経前症候群)や、月経不順、更年期による各症状は、程度の差こそあれ、女性ならどなたでも体験するお悩みです。
クラリセージには、女性ホルモンのひとつ「エストロゲン」に似た「スクラレオール」という成分が含まれ、ホルモンバランスを整え、これらのお悩みに広く効果を発揮してくれるのです。また、クラリセージの精油には、鎮静作用や抗うつ作用があり、女性特有のお悩みによって沈んだ気分も明るく前向きにしてくれますよ。

◆沈んだココロをハッピーに! 幸せホルモンへのはたらき

私たちの身体や心は様々なホルモンの働きによってコントロールされています。その中で「幸せホルモン」とも呼ばれるセロトニンとオキシトシンの分泌にはたらきかけると言われるのがクラリセージなのです。
セロトニンは、脳の働きをサポートすることからうつ病治療のカギとなるうえに、日中たくさん分泌されるとストレス緩和や幸福感にもつながるホルモンです。また、日中分泌されたセロトニンは夕方、睡眠ホルモンである「メラトニン」のもととなり、良質な睡眠へとつながっていきます。充実した睡眠は、健康にも美容にも欠かせないだけでなく、QOLの向上や、幸せ(幸福感)をもたらしてくれます。
また、オキシトシンは自律神経のはたらきをよくしたり、気持ちを穏やかにしたり、ポジティブにしたりするはたらきがあります。人やペットと触れ合ったり、気の合う人と楽しく会話したりすることで、ハッピーな気持ちになるのはオキシトシンの分泌によるものなのです。こうした幸福感はストレスに打ち勝つ大切なパワーとなります。幸せホルモンへはたらくクラリセージ(精油)は、まさに、わたしたちを“ハッピー”へと導いてくれるハーブなのです。

◆ 化粧品にも活用、クラリセージのチカラ

このように、さまざまな効能が期待されるクラリセージ。アロマの世界だけでなく、コスメへの活用も進んでいます。化粧品は、特別な準備も必要なく毎日朝晩使うもの。だからこそ、香りの効果を最大限に活用して、心にも美容にも睡眠にもはたらきかけるハーブや精油はますます注目度が高まっています。
自然と恒常性のバランスに作用するクラリセージは、バイオラブが考えるホリスティックビューティーの考えにもぴったりのハーブと言えます。
今後、バイオラブでもクラリセージを活用したコスメが登場します。ご期待ください!

>> バイオラブお取扱いサロンはこちら


関連記事