フィトテラピー
フィトテラピーとは
植物の力を利用して人間が本来もっている自然治癒力に働きかけ、身体や肌のトラブルなどの「手当て・病気の予防」をするヨーロッパの伝統医学が、フィトテラピー(=Phytotherapy:植物療法)です。
フランスやイギリス、ドイツ、ベルギー、オランダでは、「フィトテラピスト(植物療法士)」という国家資格が設けられており、しっかりとした知識が必要な専門分野であるといえます。こうしたヨーロッパのフィトテラピー先進国では、フィトテラピストは、植物を使った治療やカウンセリングの分野で活躍をしています。
フィトテラピーで使用する代表的な植物素材はハーブと精油です。精油を利用するアロマテラピーは日本では有名ですが、アロマテラピーもフィトテラピーの一部であり、タラソテラピー、フラワーエッセンスなどもすべてフィトテラピーに含まれます。
バランス良く人体に働きかける、ホリスティックなケア
フィトテラピーには、外用、内服など様々な方法があり、人間の生理機能に対して、ホリスティック(総括的)に働きかけることが可能です。
内面(身体)のケアとしては、内服利用するハーブティーやエキス、サプリメントなどがあり、消化器官系を介して血液に吸収され、体内をめぐり代謝分解されます。
外面(肌)のケアには、ハーブの浸出液を使用した湿布、浸出油を使用した塗布剤、ハーブをそのまま使用したハーブゴマージュ、精油を希釈使用したオイルトリートメント、精油を湯にたらす沐浴などがあり、皮膚を介して表皮から吸収され、真皮の血管やリンパ管に入り体内をめぐります。
精神面(心)のケアでは、精油の芳香成分を吸入してケアをするアロマテラピーなどによって、嗅覚を介して大脳(視床下部)を刺激し、リラックスなどの効果を発揮します。
対処療法的な現代医学と異なり、自然のパワーで不調の深い部分に優しく、バランスよく、働きかけることができるため、自然回帰が叫ばれる現代に、ますます求められてゆくケアといえます。

